こんにちは。switchです。
化粧品会社でWeb担当者をしています。営業も兼任しているので美容室の現場を廻りつつ、美容師さんと一緒に集客に取り組んでいます。
今回は「Web集客をするなら３つの数字を押さえておこう（PV・CTR・CVR）」といったテーマで深堀していきます。
チラシ集客の場合、そのチラシの成果を数字で確認するとしたら、チラシを配った枚数と、チラシを見て来店した数しか確認することができせん。
それに対し、Web集客の場合だと、実際にどのくらいの人がサイトに訪れ、そのうちどのくらいの人がメニューページを見て、そのうちどのくらいの人が予約したかとユーザーの行動を数字として把握することができます。
ユーザーの行動を数字で把握できれば、もっと集客効果を出すための改善策が見えてきます。PV・CTR・CVRの３つの数字を理解して集客効果を高めましょう。
PV・CTR・CVRとは
PV・CTR・CVRを美容室を例に解説します。
PV： Webサイトにどれくらいの人が訪問したか
CTR： Webサイトに訪問した人の内、予約ページをクリックした人の割合
CVR： 予約ページをクリックした人の内の、実際に予約した人の割合
PV（ページビュー）はWebサイトで表示されたページの閲覧数のことを言います。Webサイトにアクセスしたユーザーが１ページ閲覧すると１PV。3ページ見た場合は３PVというカウントになります。美容室のWeb集客で重要なのは母数となるPV数です。割合となる分母の数が多ければ、予約成約の確率が高くなるので一番重要な数字となります。
CTR（クリックレート）はユーザーがWebサイトに訪問した人の内、サイトに興味を持って予約ページなどにクリックした人の割合のことを言います。例えば月間1000PVの内150の人が予約ページをクリックしたらCTRは15％となります。
CVR（コンバージョンレート）はユーザーがWebサイトに訪問した人の内、サイトに興味を持って予約ページで実査に予約した人の割合のことを言います。例えば月間1000PVの内50人が予約したらCVRは5%となります。
PV・CTR・CVRの数字はWeb集客の経路を示す重要な数字です。この数字を把握することで集客対策を行うことができます。
例えばトップページから予約ページに移行しているが、予約に至る割合が少ないという問題があった場合があるとします。（PV数・CTRのスコアは良いがCVRのスコアがイマイチな状況。）そうすると予約の成約率（CVR）を上げるために、ヘッドスパのメニューを足したり、トレンドのトリートメントメニューを入れてみたり、メニューにアイキャッチ画像を入れてみたり、電子決済のシステムを入れてみたり、予約のバナーボタンを変えてみたりするなどしてCVRのスコアを上げる改善策を図ることができます。
GoogleアナリティクスはGoogleが提供しているサービスで、ユーザーがサイトに訪問してからの行動を分析することなどができるツールです。Google検索でサイトに入ってきたのか、SNSからリンクを飛んできたのか、どの地域からアクセスしたのかまでユーザーの行動が細かく分かったりする便利なツールです。しかも無料で使えるという親切なサービスです。まだ未導入の方はすぐにでも登録して活用しましょう。
Googleアナリティクスを導入したい方はこちらの記事を参考にしてください。
ホットペッパービューティのPV・CTR・CVR
美容室のWeb集でホットペッパービューティを使っている方も多いと思います。ホットペッパービューティでのPV・CTR・CVRはその定義が少し違うので解説します。
ホットペッパービューティはそのプラットフォームの中でユーザーの行動をデータとして蓄積して、サロンボード（管理画面）でスコアを確認することができます。データはあなたのサロンのエリアでの計測ができ、あなたのサロンのスコアとエリア内にあるサロンの平均値を確認することができます。
ホットペッパービューティは広告掲載料が発生します。広告費に見合う予約売上を上げるためには、平均値のスコアを超えるような施策が必要になります。PV・CTR・CVRのような数字はサロンボード（管理画面）で確認することができます。
ホットペッパービューティでいうPV・CTR・CVRは
・PV数：ホットペッパービューティのサロンページを閲覧した累計数
・CVR：PV数の内、サロンページからクーポンメニューを閲覧した人の割合
・ACR：クーポンメニューを閲覧した人の内、予約した人の割合
という定義になります。
ここでのCVR（成約率）はCTR（クリックレート）に近いですね。ACRはCVRの意味ですね。ホットペッパービューでの数字の表記の仕方は違いますが、PV・CTR・CVRの原則は同じです。
ホットペッパービューティは有料のポータルサイトなのでPV数を上げるには広告費をより多く費やす必要がありますが、CVRやACRのスコアを上げるのはサロンページの作り込みでスコアを引き上げることができます。工夫すればお金をかけなくてもOKだったりします。まずはサロンボードを確認しながらPV数・CVR・ACRのスコアの改善するサロンページを作り込みましょう。
成約率の高いホットペッパービューティのサロンページの作り方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
それでは今回のまとめ。
・Web集客は集客経路を数字で表すことができる。
・数字で把握すると集客の改善策を図ることができる
・チラシは配った枚数と来店した数しか計測できない。
・集客経路にはPV・CTR・CVRの３つがある
・PV（ページビュー）はサイトを閲覧した数
・CTR（クリックレートは）サイトに訪問した人の内、予約ページなど移った人の割合
・CVR（コンバージョンレートは予約ページなどに訪れた人の内、予約を申し込んだ人の割合
・PV・CTR・CVRを調べるにはGoogleアナリティクスを使用する
・ホットペッパービューティもサロンボード（管理画面）で数字を把握することができる
・ホットペッパービューティのPV・CTR・CVRは次の３つがある
PV：ホットペッパービューティのサロンページに訪問した人の数
CVR：サロンページに訪問した人の内、クーポンメニューのページに移行した人の割合
ACR：クーポンメニューのページを訪問した人の内、予約を申し込んだ人の割合
・ページの作り込みで、３つの数字のスコアを上げることができる
PV・CTR・CVRを意識して、コンテンツ作成に取り組めば、集客効果も上がると思います。
今回は以上です。コツコツ作業に取り組みましょう。