HOT PEPPER Beauty

美容室の集客に使えるキーワード戦略を徹底解説(ホットペッパービューティ編)

ホットペパービューティでページ作成をする時、リクルートの担当者の方から「集客効果を上げるにはキーワードが大事ですよ」と言われたことありませんか?でも実際にどうやってキーワード使ったらいいのか分からないですよね?今回はホットペッパービューティのサロンページを作成するためのキーワード戦略を解説します。

本記事で得られるもの

・ホットペッパビューティのサロンページを作成するときのキーワードの使い方が分かる

こんな人が書いています!

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✅ 化粧品会社 サロン営業&Webマーケ担当(歴20年)

✅ 美容師さんと一緒に日々集客に取り組む

✅ サロン集客に特化したサイト「Up Tempo!」を運営

美容師さん
リクルートの担当の方から集客効果を上げるにはキーワードが大事ですよと言われたけど、よく分からない。
ホットペッパービューティで集客効果を上げるには、正しいキーワードの使い方が必要になります。
switch

ホットペッパービューティのサロンページを作成する時、キーワードの使い方を知らない方も多いはず。ホットペッパービューティのサロンページを作る時のキーワードの使い方を全て解説します。

どうやってホットペッパービューティで美容室を探しているのか?

キーワードの使い方の前に、ユーザーはどうやってホットペッパビューティで美容室を探しているのか?まずはその流れを知っておきましょう。なぜキーワードが重要なのかを知るためです。

ユーザーがホットペッパービューティの掲載店を探す方法は2つあリます。

・ホットペッパービューティのサイトから探す

・Google検索で探す

ユーザーが直接ホットペッパービューティのサイトに訪問して、そこからエリア検索やメニュー検索をして美容室を探す方法が一つと、もう一つはGoogle検索でエリア検索やメニュー検索をして、その検索結果に表示されるホットペッパービューティのページから美容室を探す方法2つあります。

リクルートの人曰く、ユーザーの探し方はGoogle検索の方が圧倒的に多いようです。

美容師さん
ユーザーはどのようにGoogle検索からホットペッパービューティのサロンページに訪問するの?

例えば、あなたのサロンが東京都渋谷区恵比寿にあり、ヘッドスパが得意なので、恵比寿周辺でヘッドスパをやりたいお客様を集客したいとします。ヘッドスパをやりたいユーザーはGoogle検索で「恵比寿 ヘッドスパ」と検索します。

Google検索で「恵比寿 ヘッドスパ」と検索すると・・・

検索結果のトップに「恵比寿駅周辺のヘッドスパが自慢のサロン」という記事が表示されます。ドメイン名を見てみると「https://beauty.hotpepper.jp」とあり、ホットペッパービューティの記事であることが分かります。

この記事をクリックすると・・・

ホットペッパービューティのサイトにいき、恵比寿周辺のヘッドスパメニューがあるサロンが一覧で表示されます。ここでは60件ありますね。ユーザーはこの中から、気になるサロンのページにいき、気に入ったら予約をするという流れになります。

ホットペッパービューティはSEO対策にかなりの力を入れており、サロンを探すキーワードに対して、ほぼ全てTOPやTOP周辺に表示されますので、おすすめのポータルサイトと言えます。

ユーザーはGoogleで欲しい情報をキーワードで検索します。検索結果ではSEOに強いホットペッパービューティのページがトップ表示されます。トップ表示はクリックされる確率が高いので、ユーザーのほとんどはホットペッパービューティのサイトをクリックします。キーワードに該当するホットペッパービューティの掲載店が一覧表示されるので、その中からお気に入りのサロンを探すという流れです。

なので、あなたのホットペッパービューのサロンページに訪問してもらうには、ユーザーの検索結果に表示される必要があります。

その検索結果に表示させるための方法が今回解説する「キーワード戦略」です。

キーワード戦略の目的はPV数を稼ぐためにあります。ホットペッパービューティはサロンボードで分析・集計を行え、PV・CVR・ACRなどユーザーのサイトの訪問状況や予約・売上状況など独自のアナリティクス機能があります。

ホットペッパービューティはプラン毎にPV数のスコアが変わってきますが、広告コストの割りに成果をどのように出すかが重要です。ホットペッパービューティアカデミーでは最大化とも言ったりしますが、成果を出すにはコスパのいい戦略が必要になります。

キーワード戦略はPVを最大化して、売上に対しての広告コストの割合を限りなく下げるための戦略となります。

PV・CVR・ACRなどのスコアがよく分からない方はこちらの記事をご覧ください。

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キーワードリストの作り方

PV数を稼ぐためのキーワード戦略は、実際にユーザーが検索しているキーワードでメニューやブログを書かなくてはいけません。自分の想像でメニューやブログを書いても、検索されていないキーワードを使っても検索結果に表示されず、PVを稼ぐことはできません。

そのために実際に検索されているキーワードを事前にリストにしたものを用意すると便利です。それを「キーワードリスト」と言います。キーワードリストを使って効果的にPVを稼ぎましょう。

キーワードリストの作成手順は3つです。

キーワードリスト作成手順

1. サロンの強みを確認する

2. サジェストキーワードツールで関連キーワードを抽出する

3. キーワード毎の検索ボリュームを調べる

サロンの強みを確認する

キーワードリスト作成前にまずは、自分のサロンでどのようなサービスがあるのか確認しましょう。色味が豊富なヘアカラー、傷まないカラー・パーマ、髪質改善するトリートメント、ヘッドスパが得意など、あなたのサロンの強みを今一度棚卸しましょう。

その強みに関するキーワードを調べていきます。

サロンの強みを確認(例)

  • ヘッドスパが得意
  • 髪質改善トリートメントが売り
  • マイナス5歳のヘアスタイルが得意
  • 癒し空間を提供できる
  • キッズルームがある

このように自分のサロンには何が強みなのかを確認しましょう。

サジェストキーワードツールを使う

自分のサロンの強みを確認したら、次にサジェストキーワードツールを使ってその強みがインターネットでどんな風に検索されているかを調べます。サジェストキーワードツールとは、ユーザーが実際にどんなキーワードで検索しているのかを調べることができるツールです。

実際に検索れてないキーワードでメニューやブログを書いても、検索結果に表示されることはありません。検索結果に表示されなければ、思った程のPV数を獲得することができず、期待するほどの集客効果を得ることはできません。

自分のサロンの強みをサジェストキーワードツールを使って、検索されているキーワードを調べましょう。

おすすめのサジェストキーワードツールは「ラッコキーワード」です。

ラッコキーワードのサイトはこちら

ラッコキーワードの使い方は簡単です。

検索窓に自分のサロンの強みとなるサービスを入力するだけで、そのキーワードが実際にどんな風に検索されているのか調べることができます。例えばサロンの強みにヘッドスパがあるのなら「ヘッドスパ」と入力してみます。

「ヘッドスパ」で検索窓に入力すると、実際に「ヘッドスパ」を含んだワードがこのように一覧で表示されます。この中からホットペッパービューティのページに関係するキーワードをリストにしてまとめます。

例えば、あなたのサロンが東京都渋谷区恵比寿にあるサロンなら、このようなリストが作成できます。

東京都渋谷区恵比寿のサロンでヘッドスパのサービスが得意だと仮定すると、「ヘッドスパ」というキーワードがホットペッパービューティのメニューやブログに使用できそうなキーワード抽出します。このキーワードをエクセルなどの表にしておいて、メニューやブログページを作る時に使うと、検索結果に表示されやすくなります。

キーワードを抽出する時は画面右上の「全キーワードコピー(重複除去)」「CSVダウンロード」でエクセルなどに貼り付けることができるので、リストを作るには便利な機能です。

キーワード毎の検索ボリュームを調べる

ラッコキーワードでメニューやブログに使えそうなサジェストキーワードをリスト化したら、それぞれのキーワードの検索ボリュームを調べます。

検索ボリュームとはキーワードが月間そのくらいの検索数があるのか調べるツールです。検索簿おリュームを調べれば、どのくらい市場があるか知ることができます。

検索ボリュームを調べるには、「Ubersuggeest」(ウーバーサジェスト)を使います。Ubersuggest はキーワードの月間平均検索数を知ることができるツールです。以前は無料ツールでしたが、今は有料ツールとなっています。インターネットで集客するためのメニューやブログ作りlには必須アイテムなので、これは購入しておきましょう。月間プランと、買い切りプランの両方があり選べます。

使い方は検索窓に先程抽出したサジェストキーワードを入力し、検索ボタンを押すだけです。

先程、ラッコキーワードで抽出した「ヘッドスパ 恵比寿」と検索すると検索ボリュームが320という数字が出ました。Google検索で「ヘッドスパ 恵比寿」が月間平均320検索されているということです。

これを使って、先程ラッコキーワードで抽出したサジェストキーワードリストにそれぞれ検索ボリュームを調べて入れていきます。

それぞれのキーワード毎に検索ボリューム数が分かるリストができました。これでキーワードリストが完成です。このキーワードリストを参考にメニューやブログを作成します。

同じ要領で「髪質改善トリートメント」や「マイナス5歳のヘアスタイル」「癒し空間」「キッズルーム」などキーワードリストを作成していきましょう。

キーワードリストを使ってPVを稼ぐ

キーワードリストを作成したら、キーワードリストを元にメニューやブログを作成していきます。その際に重要なポイントがあります。

ポイント

・検索の間口を広くすること

検索の間口を広くすることとは、キーワードリストであるキーワードをメニューやブログでできるだけ多く使用することです。キーワードを使用した分だけ、検索される間口が広がり、PVを稼ぎやすくなります。

リストのキーワードを幅広く多用して、メニューやブログを作り、検索結果で多く表示されるようにしましょう。ホットペッパービューティはSEOに強いので、上位表示されやすくなっています。

検索ボリュームの少ないキーワードでも、検索結果であなたのブログページだけが表示される場合があります。検索ボリュームの多いキーワードから少ないキーワードまで幅広くキーワードを使うとPVを稼ぎやすくなります。

美容師さん
キーワードによっては、ホットペッパービューティの検索結果が「ヘアサロン」以外の「エステサロン」や「ネイル・まつげサロン」の表示になります。キーワードによってはヘアサロン以外に振り分けられるのかな?

ホットペッパービューティではカテゴリーがあり、「ヘアサロン」「ネイル・まつげサロン」「リラクサロン」「エステサロン」などがあり、それぞれのページがあります。キーワードの検索結果では「ヘアサロン」だったり、「エステサロン」だったりします。

あなたが「ヘアサロン」のブログページを作成しているとき、狙っているキーワードの検索結果が「リラクサロン」が表示されるのなら、そのブログを書くことは無意味なのではないかと考えると思います。

「ヘッドスパ」を例にすると、「ヘアサロン」のブログを書こうとして、「ヘッドスパ 東京 」のキーワードを狙ったとします。「ヘッドスパ 東京」と検索すると、検索結果は「ネイルまつげサロン」と「リラクサロン」が検索結果に出ました。

このように「ヘアサロン」カテゴリーの検索結果が出ない場合があります。

では「ヘアサロン」で検索結果が出ないキーワードはメニューやブログを書いても意味がないのか?ホットペッパービューにはキーワードによってカテゴリを分類するアルゴリズムがあるのか?気になったのでリクルートの方に聞いてみました。回答はこうでした。

リクルートからの回答

・理美容免許を有する頭から上の施術:「ヘアサロン」

・それ以外:「エステ」「リラク」「ネイル・まつげサロン」

・キーワードによっては検索結果どちらも出る

免許を有する頭から上の施術はヘアサロンに検索結果が紐付いており、「ヘッドスパ」のような免許を有さない施術は「ヘアサロン」以外に紐付き、またキーワードによっては検索結果どちらでも出るという回答でした。

美容師さん
ではどうしたらいいの?
キーワードリストの全てのキーワードを使ってメニューブログを書くことです。
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「ヘッドスパ」は免許を有さない施術で、「エステ」「リラク」「ネイル・まつげサロン」に紐付きます。キーワードリストを使っても多くが「ヘアサロン」以外の検索結果がでます。「ヘッドスパ 東京」と検索すると「ネイル・まつげサロン」「リラク」カテゴリーの検索結果が出ます。

しかし、「ヘッドスパ 恵比寿」と検索すると「ヘアサロン」に紐付きます。先程のリクルートさんからの回答にある「キーワードによっては検索結果どちらも出る」という回答通り、「ヘッドスパ 東京」ではヘアサロン以外に、「ヘッドスパ 恵比寿」ではヘアサロンに検索結果が表示されました。

なので結論は、作成したキーワードリストに載っているキーワードは全て使うべき。ということです。

これはこれまでの経緯を踏まえた僕の想像ですが

・ホットペッパービューティのアルゴリズムが全てではない

・Googleのアルゴリズムの影響力の方が強い

・検索結果は人によって違う

リクルートさんが言われるホットペッパービューティのアルゴリズムは確かにあるが、あくまでGoogleの検索エンジンの結果なので、ホットペッパービューティのアルゴリズムが全て影響するわけではない。むしろGoogleの検索アルゴリズムによる影響が強いのではないかと推測します。

Googleの検索結果はAIによってその人によって最適な検索結果になるような検索エンジンになっています。。人によって違ったり、日によっても違います。またGoogleのアップデートによって検索結果が変更することもあるので、免許を有する頭から上の施術かそれ以外という単純なアルゴリズムによって全てが決定されるわけではないと考えます。

なのでホットペッパービューティの検索結果を気にせず、キーワードリストをフル活用して、メニューやブログを作成し続けることが一番だと思います。

キーワードリストの目的はPVを最大化することなので。

キーワードリストを使って、メニューやたくさんブログを書いていきましょう。

まとめ

今回のまとめ。

・ユーザーはホットペッパービューティの掲載店を探す方法は2つ

 ①ホットペッパビューティのサイトから探す

 ②Google検索から探す

・Google検索から見つけてもらうにはキーワード戦略が必要

・キーワード戦略にはキーワードリストが必要

・キーワードリストの作り方は3つ

 ①サロンの強みを確認する

 ②サジェストキーワードツールを使いキーワード抽出する

 ③キーワード毎の検索ボリュームを調べる

・キーワード戦略の目的はPV数を稼ぐこと

・キーワード戦略は検索の間口を広く取ること

・メニューやブログはキーワードリストをフル活用する

キーワードリストをフル活用して、ホットペッパービューティ掲載プランの割以上のPV数を最大化して、コスパの良い集客をしていきましょう。今回は以上です。それではコツコツ頑張りましょう。

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